推しのガレージキットが出たので制作代行をお願いしてみた話
どうもお久しぶりです、みりんです。
モバエムくんがお亡くなりになって事実上P業引退したらMマスに怒涛の展開(悪い意味で)がやってきて、なんだか複雑な心境になりつつある日々です。嫌な時節の挨拶だなこれ。
まあそんな話は置いといて。
今回はガレージキット(以下ガレキ、キット)制作代行をお願いしてみた備忘録です。いつも通り話が長いです。
昨今男性キャラのガレキも増えてきていますんで、実際に推しが出た!でも組み立てたり塗装が出来ない!ってなった場合に路頭に迷う人の参考になれましたら幸いです。
ちなみに制作代行は業者さんや依頼するガレキによって色々と内容は変わりますので、詳細に関しては必ず問い合わせをしたり見積りを取ってくださいね!
※この記事を書くにあたり、制作代行のもぐらぼさんに許可を頂いております。ありがとうございました!
ではまずは今回の主役のご紹介を。
今回制作をお願いしたキット:GYF-107様 刀剣乱舞ONLINE「水心子正秀」
とうらぶは事前登録からの古参審神者ではあるんですが、実は一年ほどで完全に放置していたところを2年前に誘われて観たミュージカル(通称刀ミュ)「東京心覚」で再燃、実に4年のブランクから審神者業に復帰するというまさかの事態になりまして……その時に見事に沼に落としてきたのがこの水心子正秀くんです。元々見た目が好みドンピシャ、性格も完全に好きな系統という「どう考えても見えてるやばい沼」と初登場時から避け続けてたのですが、刀ミュに登場するとのことで舞台沼の友人に連れて行かれドハマりという流れるようなお約束。何故かついでに水心子を演じた小西成弥くんにまで落とされ若手舞台俳優沼にまできてしまい、「そこまでやれとは言ってない……」と友人を困惑させました。なんでこうなったんだろうね本当に……。
そんな訳で現在最推しとして君臨している水心子のガレキが出たとなったら買うしかない。気合い十分で一次販売分を予約することに成功しました!
予約したはいいんですがわたしはめちゃくちゃ不器用でして、特に立体が本当に苦手。過去にプラモや初心者向けのキットなどにチャレンジしたことがあるのですが、塗装はムラだらけだしパーツを無くしたり折ったり組み立ては失敗するしと結果は散々たるものに……。これが推しとなると絶対に失敗したくない!そんな経緯で制作代行をお願いすることになりました。
実は友人に以前制作代行をお願いしたことがある人がいたため、今後の参考にと彼女から注意点やアドバイス、資金面などを割と具体的に聞くことができまして、なんとなーくですが制作代行に対するシミュレーションが出来ていました。
友人から教えてもらった業者さん選定ポイントは、
①予算に合うか
お金、本当に大事。作るキットや業者さんによって製作費はバラバラで非常に幅が広いです。超有名人気フィニッシャーさんだとすごい金額だったりします。そりゃそうだ。
②納期はどれくらいか
これも業者さん次第。超有名なところだと、そもそも制作開始までに年単位で待つことになるというところもザラにあります。何かイベントに合わせようとする場合は要注意。
③自分の好みの彩色か
これが一番大事。どんなに人気のフィニッシャーさんだとしても、どんなにお金をかけたとしても、理想の推しにならなかったら意味がないですもんね。イラストと同じで業者さん毎に塗りの癖や得意な傾向などがあるので、作例は必ずチェックしましよう!
あとは、制作代行で検索すると分かるんですが、どうしても美少女系が多いんですよね、作例。男性キャラのガレキはかなり増えたとはいえまだまだ少ないので、業者さんによっては「男性フィギュアは専門外」とお断りされる可能性もあります。なので、もし男性キャラをお願いするならある程度経験がある方に問い合わせるのが無難かと。もちろんダメ元でお願いしてみるのもアリですが。
という訳で、今回はキットがやってくるまでの間に業者さんの選定に入りました。
わたしがまず候補をピックアップするのに決めた条件は、
・好みの塗りかどうか
・刀剣乱舞のガレキを制作したことがあるか
のふたつ。
塗りは本当に大事なのは上記の通りとして、やはり大事な推しのガレキに博打はしたくないのと過去にとうらぶガレキの作成している=ある程度とうらぶに理解があるという判断で作成経験ありの業者さんに絞りました。
いざ探してみると割といらっしゃるんですが、水心子のイメージとは合わないかなあというところや作例の雰囲気はいいんだけど作成まで2年以上待ちなど、なかなかこれ!というところが見つからない。その中で辿り着いたのが今回お願いすることになった「もぐらぼ」さんでした。
作例の女の子たちがどれも塗りが好みでめちゃくちゃかわいいし、とうらぶガレキを何件か過去に制作していてその出来がどれもすごくよかったので、これだ!とほぼ確定。代行受付は当時年二回ほど(現在は商業案件などで多忙だそうで受付は不定期)なので、上手くいけば次の受付枠に入れるかもしれないと粛々とキットがやって来るのを待ちました。
そしてしばらくして予約していたキットが手元に!まずは重要なパーツチェック。
ここで不備や不足がないか確認しないと、代行をお願いする以前の問題が発生するのでしっかりチェック。水心子のキットはノンスケール(現時点でも身長が公開されてないからね……)で約17cmという比較的小さなものなので、パーツが本当に小さくてチェックの段階で無くしそうでもう怖い。あと特徴的なマントがすごく薄い。怖い。割りそう。絶対自力で作ったら泣くことになるやつ……!
無事にパーツチェックが終わったところで、いよいよ代行見積りに。次の受付までは何ヶ月も先だったのですが、受付開始直前の忙しい時にお願いするよりまだ余裕がある今のうちに見積りを取っておいた方がいいよね!ということで、パーツの写真とディーラーさんの作例写真、それと彩色の雰囲気を伝えるために資料になりそうな画像を数点添えてやってほしい彩色のイメージなどを伝えつつメールをしました。
見積り時に出した希望はこちら。
・面相はアイペイント(手描き)か付属のデカールを使用するかで迷っているので、金額は両方のパターンで出してほしい。ただし小さめのキットなので、作業しづらいなどがあればデカール一択でも構わない。
・刀ミュの衣装を意識した、光沢感のある彩色にしてほしい。
・アホ毛パーツが付属しているが使用するには帽子を外さないといけないため、キャストオフできるようにして両方使えるようにしたい。
・ものすごく不器用なので到着後の組み立て作業をなるべく少なくしてほしい。
彩色の全体的なイメージで刀ミュ衣装寄りを選んだのには理由があって、今後もし製品として立体化があった際にオンリーワン感を出すためと、提供できそうな資料が刀ミュのグッズに寄っていたからいっそそっちにイメージも寄せてしまおう!となったこと、あとは「刀ミュの水心子」にめちゃくちゃ思い入れがある(推し役推しなんで)というものすごく単純な話です。
お返事はすぐ次の日に来ていて、こちらからの要望全てOKとのこと、アイペイントもサイズ感から作業的にも問題ないですとのお答えが。
このサイズ感の話のどうでもいい余談なんですが、「仮に身長170cmとすると、17cmだと10分の1スケールとみなすことができるので」との説明にオタクが呻くことに。水心子は図録未収録ということでまだ身長が判明していないんですが(他の男士たちとの差から概ね160cm台ではという予想は審神者たちの間でされてる)、刀ミュ水心子役の小西くんの身長が公称171cmなんです。つまり……実質10分の1水心子正秀役小西成弥のフィギュアじゃん!?
予算に関しては友人から大まかに必要な金額は聞いていたので想定内でなんとか収まりました。というか予定より価格帯が優しい気がするぞこれは。この辺が前述の通り業者さん次第なところが一番大きいところで、一応大体の相場はあるようですが本当に振り幅が大きいので、可能であれば相見積りを取って比べた方がいいと思います。わたしの場合は一発で予算内に収まったことと、やはり彩色が好みだったことが大きかったので相見積りはしませんでしたが。最初の依頼の時点で「フィギュアに関しては初心者です」とお伝えしていたためか、あちらから相場は大体こんな感じですよとか、他の代行されてる方だとこの方もおすすめですよとか至れり尽くせりに対応して頂いてびっくりしました。めちゃくちゃ優しい……そんなことされたらここに絶対お願いする……(とてもちょろい)。
アイペイントにするかデカールにするかは最後まで悩みましたが(当たり前だけどここで料金が結構跳ね上がるので……)、ここで日和ったら理想の推しのガレキにならない!とアイペイントの方に。デカールでも十分素敵なんですが、もぐらぼさんのアイペイントは本当に綺麗なんで。
そんな訳で仮予約的な形になり、正式に受付開始になる2月まで待つことに。この時点が昨年11月。これも人それぞれですが、ガレキ制作代行は基本的に待機時間が長くかかるものです。手作業だからね。1ミリも急いでないので気長に待ちます。
そして2月。正式に代行受付開始になって本予約に。スケジュールの関係でわたしの件は4月から制作スタートが決定しました。順番が近くなって来たらキットを発送します(キット送付のタイミングも業者さんによってまちまちです)。
わたしの場合はキット以外に彩色や制作の参考にしてもらうべく、相談の結果手持ちのグッズ等を同梱することになりました。
水心子、実はとうらぶの設定資料集に当たる図録に今現在も出ていなくて、衣装などの詳細が公式から現状全く公開されていません。凝った戦装束なのにゲーム内でもお世辞にも種類が多いとは言えない一枚絵しかなくて絵描きやコスプレイヤー泣かせ状態。幸か不幸か水心子沼と演者沼にずぶずぶ状態のおかげで刀ミュの水心子のグッズは大体持っていたので選定して貸し出すことに。
入れたのはこちら。
・担当イラストレーターのクロサワテツ先生の非公式とうらぶ同人誌(現状これが一番の資料。クロサワ先生ありがとうございます!)
・刀ミュクリアカードやらアクスタやらクリアファイルやら(なるべく資料になりやすいよう、キットと似たポーズや細部がわかりやすいものを選定)
・アニカフェのSDアクスタ(貴重な後ろ姿が見られる)
・刀ミュ「東京心覚」パンフレット(彩色資料になるかどうかは微妙だったんですが、キャストインタビューがあるのでキャラクターとしてどんな子かの資料にはなるかなと)
同人誌やパンフレットを入れたため入れる箱がキットよりも遥かにでっかくなってしまったので、空いた隙間に緩衝材代わりに差し入れも兼ねて名古屋名物系のお菓子を詰めまくりました。お菓子と一緒に旅立つ水心子、あまりにも面白くなっちゃったな。
資料とお菓子を携えて旅立った水心子は無事にもぐらぼさんの元に予定通り到着、いよいよ制作が始まります。
定期的に進捗状況がメールにて送られてくるので、ここからイメージのすり合わせやチェックをしていくことになります。もぐらぼさんは「キットに対する熱意などを存分に向けてください!」というスタンスなので、特にイメージのすり合わせが大事なところだったと思います。最初はキットの下処理なので雑談中心だったのですが、他愛もない話から人柄がわかるような気がして進捗が来るのがとても楽しみになっていました。夜空の撮影をしに行かれる話の時に「プラネタリウムに行ったり星を見るの好きなんです」ってお話したら、その時に撮られた写真が送られてきて感激したものです。めっちゃくちゃ綺麗だった……生で見たらすごいんだろうなあ……。
キット自体の状態としては気泡や型ズレ、ダボ埋まりがあった(気泡に関してはパーツチェックの時点で結構あるなと確認していました)のとは別に、ディティールがはっきりした造形であるがゆえに下処理段階で塗り分けを意識した磨きをしないと仕上がりに直結してくる、とのこと。なかなか難儀な子だったようで……そもそもが小さいガレキなので大変というのもあるんだろうなあ。
この時点から既に彩色見本を出して頂いて打ち合わせをしていたのですが、ミュ衣装の光沢感をイメージしてマント裏地を紫から青紫のグラデに少し偏光を混ぜたものという提案があったのでそちらを採用。キャラクターのイメージから剥離しないように偏光の調整をしてもらいました。ギラギラすぎるとおかしくなっちゃうもんね。
実際に仮組立の時点でチェックをしたのですが、調整して貰ったおかげでイメージを崩さずかつ黒メインの戦装束のアクセントになっていてかっこよかったです。うわー!すごい!
仮組立チェック時にブーツをどうするかという話になり、ミュージカルではやや光沢がある素材を使っているということで服の黒と埋もれがちになるのを防ぐ意味も兼ねて不自然にならない程度に光沢感を出す方向に。あとは髪色の調整をお願いしたりしました。ここで変に妥協すると仕上がりに直結するので、しっかり細かいところまでミスがないかチェックしていきます。本当に細部までちゃんと見ようね!(※後に判明するチェック漏れがあった人)
彩色が始まるとスピードが本当に早くて、あっという間に進んで行きます。終盤に差し掛かる頃にフィギュアのキモでもある面相の話が。
※写真は仮でデカールを貼ったもの
仮組立の際にイメージを掴むためにデカールを貼ってみて雰囲気を見ていたら可愛らしさというか優しめな表情が強めに出てしまっていたので、もう少しキリッとした表情の方がいいですよねとお互いに認識していたのですが、下描き段階でもしっくり来なかったらしく原因を探ったところ、アイホール(目の彫り)が少し中心に寄っていたのが原因ではという結論に。なるほど、童顔の人って確かに目が比較的中心寄りになるんですよね……。ゲーム上でも打刀の中でも若い見た目を気にしていることを示唆している水心子は言わずもがなですが、そんな水心子を演じた小西くんもとてもアラサーとは思えないベビーフェイスなのでいっそ可愛い寄りでもいい気がしますが、水心子本人(?)の意見を尊重してここはやはり新々刀の祖らしく凛々しい方向でいこうということで、顔の塗装をやり直し下地を少し厚めに吹くことでアイホールの際を少し埋めアイペイント位置の自由を利かせるという方法を取ることに。お手数おかけします。
そんなこんなで面相チェックと同時に全体の彩色がほぼ完了したのでそちらのチェック!
面相以外もうできてる!すごい!
面相は微妙な瞳孔の調整をしつつ、全体の彩色は完璧で文句なし!ブーツもマント裏地の光沢感も違和感なくてかっこいい!………となったところでふとチェック中に謎の違和感に気づきまして。なんだ?わからん……どこだ?
ベッドに我が物顔で鎮座している水心子のぬいぐるみを見て初めて気づきました。
マントの襟!中が紫だこれ!!!
慌てて手元にあるブロマイドを確認したら、よーく見ると確かに襟の中が紫になってる!!!わかるか!!!ということで大慌てで修正をお願いすることに。最初のチェックで全く気づかなかったこちらのミスだったのですが、「よく考えたら確かに裏地紫なのに襟だけ違うとかおかしいですね……」と快く対応して頂いて事なきを得ました……その節は本当にお手数をおかけしました……。みんなは彩色チェックの時に本当に気をつけてくれよな……!
若干最後にバタつきましたが、本組立前の最終チェックをして無事にOK!ツイッターにてアップされた時の完成品がこちら!
GYF-107様(@rion0601)刀剣乱舞ONLINE「水心子正秀」完成です。
— もぐらまにあ@もぐらぼ (@moguramania_GK) 2023年4月29日
ミュージカルの衣装などを参考に楽しく制作させていただきました。 pic.twitter.com/CEumJq5QmN
— もぐらまにあ@もぐらぼ (@moguramania_GK) 2023年4月29日
小さめのスケールでしたが、上手く纏まってくれたと思います。
— もぐらまにあ@もぐらぼ (@moguramania_GK) 2023年4月29日
ご依頼ありがとうございました! pic.twitter.com/Wb6RWByZpl
見てください……もう完全に理想の水心子正秀くんです……!!!
可愛くてかっこいい、まさに祖!という感じです(語彙力の消失)。まだ手元に来てないのに写真だけでやばい。
ちなみにこのツイート、あっという間に拡散されてたくさんの審神者さんたちに見て頂いたようで通知がすごいことになったらしく、もぐらぼさん曰く「男性キットの完成報告はあまり伸びない傾向なんですが、過去に制作したキットの中で3番目に多いいいね数を貰いました!」と想定外の嬉しい報告をいただきました。水心子はミュージカルに出て以降元々人気があったのにプラスして人気が上がったなあとは感じていたのですが、改めて彼の人気っぷりを実感することになりました。やっぱり水心子はすごいやつだったね!親友の清麿もきっと満足そうにニコニコしていることでしょう。
そんなこんなで制作代の振込をして、いよいよ完成品になった水心子の帰宅!おかえり!
実物すっっっっっっご……(語彙力の消失再び)。
見てくださいどこから見てもかっこいい。なんだこれは。完璧すぎる。そもそもあの特徴的なマントのヒラみが堪能できるポーズの時点で最高なんですけど、色がついたらより凄すぎる。ヒラみ萌えの人間的にどの角度も満点すぎですよこれは。
※よく見ると一部接着が取れてしまっているのに気づかずに写真を撮ってしまったのですが、気づいて途中で接着し直しましたのでご安心ください。
※あとこの記事を書いた後に刀の向きミスってることに気づいたので、みなさんの心の中で直してあげてください……ヤッチマッタゼ
マント裏地のグラデと偏光具合が写真だとちょっとわかりにくいんですが、ギラギラしすぎず角度によってさりげなく色味が変わるので黒メインの戦装束を引き立ててくれていてすごくかっこいい!ブーツも服の質感と違うことでいいアクセントになっていて正解でした!すごい!
大事なお顔。キリッとしつつもどこか可愛らしさも残っていて、口元が隠れるマント姿なら凛々しく、マントをキャストオフした状態なら見た目相応の少年っぽさの残る可愛らしい素の表情になるように見えます。見る角度によっても表情の雰囲気が変わるので、写真を撮るのが捗ること……スマホとわたしの腕では魅力がお伝えできないのが歯痒い。
もぐらぼさんイチオシの甲冑。つやつやでちょっとキラキラしてる!水心子は本当に黒づくめなので下手をすると単調になりそうなところを、こうして質感の違いでメリハリをつけると本当にかっこよくなるんですね……。
マント以外にキャストオフできる帽子と本体の刀。これだけでも映える。刀は目貫やたぶん小柄や笄と思われる部分もしっかり塗られてて見どころ満載。
たまたま4月に東京まで観に行った小西くん出演の舞台で頭上に落ちて来た花びらを持って帰っていたので一緒に。「東京心覚」でたくさんの花びらが降ってくる中で切々と人間たちが歌う「はなのうた」を思い出すなあ。生で観てとにかく圧倒された思い出深いシーンです。「東京心覚」はちょっと解釈が難しいところがある刀ミュでも異色の作品ですが、とても優しい物語なので興味がある方は是非。
この横顔が実はとてもお気に入り。なんか物語性があるんですよね。色々な表情を見せてくれるフィギュアって本当にすごいなあ。
たぶん一番みんなが気になるところである製作費や期間ですが、
★見積りから制作完了までの期間:概ね半年
これを長いか短いかと言われるとなんともなんですが、全体的に考えたらそこまで長くない方かなあと。前述の通り人気代行業者さんですと制作の順番が回ってくるまでに年単位での待ちが発生していることがザラなんで、半年で済んだのはラッキーの部類だったと思います。実はわたしがお願いしたもぐらぼさんはちょうど見積りをお願いした数日後にメーカーさんのフィギュアデコマス彩色に関わった発表を控えていたこともあり、多忙になられる前に代行受付に滑り込めたというタイミングの良さもあったので、図らずも持ち前の強運を発揮したなと。
もちろんもっと制作期間が早い方もいらっしゃいますが、人気があったり実力がある方は待ち時間はかかるものだと思ってもらった方がいいかなあ。
★製作費:当たり前だけど諭吉はたくさん飛んだ
金額に関してはちょっと具体的にここで公開するのは憚られるので差し控えますが、オーダーメイド状態なんでそれ相応の決して安くはない金額が発生します。このブログの過去記事を見たことがある特定の人限定でわかる表現ですごく濁して話をすると、今は亡きモバゲー版「アイドルマスターSideM」でイベントに参加して1位を目指した時にかかった諸々の課金額くらいですかね概ね……(わかるようでわかりにくい例え)。散々言っている通り非常に振り幅が大きいのでガレキと業者さん次第でめちゃくちゃ変わりますが、基本的にそれなりのお値段がするのが当たり前です。市販のフィギュアの価格に慣れているとたぶんものすごくびっくりするかと。もちろん安価で請け負ってる方もいらっしゃいますが、その場合は無名の駆け出し代行者さんだったらまだしも、安さだけが取り柄のどうしようもない業者を掴んでしまった……とかだったりするので本当に慎重に。
あ、友人とかよく見知ってる人なら今回かかった金額について話できるんで、興味ある人は個人的に連絡ください(笑)。
あとはやってみて感じたポイント。
★制作イメージははっきりと伝える
こうしたい!という要望は恥ずかしがらずにきちんと伝えましょう。業者さんが自分の推しジャンルに詳しくない可能性もありますので、イメージ画像とか参考になるものがあれば提供した方がイメージのすり合わせに齟齬が出にくいと思います。美容室で髪を思ってたのと違う感じに切られた!って話よくあると思うんですが、アレに感覚は近いと思います。
★妥協しない
なんかイメージと違うなと思ったら遠慮なく伝えましょう。まあいっかで済ませたらせっかく安くないお金を払ったのがもったいないことになるし、納得できないまま出来上がって「こうじゃなかったのに」ってなるのが一番悲しいですので。
★チェックは隅々まで!
わたしみたいに終盤になって彩色指定ミスに気づくという悲劇を防ぐためにも!是非!タイミングによっては取り返せない場合や追加料金がかかる可能性もあると思うので。本当に大事。
★最低限の礼儀を持つ
当たり前オブ当たり前ですが、これが出来てない方が割といるそうです。業者さんたちはお気軽にお問い合わせくださいねとは仰いますが相手は人間です、それなりの礼儀を持って問い合わせましょう。名乗りも挨拶もなくいきなり「このガレキだったらいくら?」って言われるのと、きちんと挨拶した上で問い合わせてくるのとでは業者さんがどちらを受けたいと思うかわかりますよね?完璧な礼儀でなくても大丈夫ですが、お願いする立場として礼儀は保ちましょうね。
そんなこんなで長くなりましたが、制作代行備忘録はいかがでしたでしょうか?
現実的な話になると時間もかかるしお金もかかるのでなかなかハードルは低くないなと思いますが、その代わりに市販ではできないような彩色にすることも可能で、「わたしが考えた最強にかっこいい推し」にすることも夢ではないです!もちろんガレキは自力で作る楽しさが一番大きなものですが、様々な理由で自力で作れなくてもどこにも売っていないオンリーワンの推しにできるのが制作代行最大の強みですので、機会があればひとつの手段として検討してみてくださいね。
改めて制作代行を受けてくださったもぐらぼさん、素敵な水心子のキットを作ってくださったGYF-107の和泉リオンさん、どうもありがとうございました!
さよなら2582日間のわたし
終わっちゃいましたね、ソーシャルゲーム版アイドルマスターSideM(以下モバエム)。
サービス終了当日の2023年1月5日は普通に仕事だしいつもの昼休憩の時間だと14時の終了を見届けられないなーと思ってたんですが、何の因果かまさかのイレギュラーのため時間が変わりなんと終了5分前に休憩に入ることができました。そんな偶然ある???
まあ案の定混み合ってます画面を最後まで死ぬほど見ることになったんですが、なんとか最後の最後にマイデスクに置いたイチオシアイドルたち(と言っても担当の翔太しかいない)を拝み、ミニちゃんに最後におみやを渡したところで山村のエラー画面が現れてわたしの2582日間Pとして過ごしたモバエムは終わりました。そして、これを機にP業もとりあえず一旦終わりにすることになりました。
いやあこの約7年間は長かったのか短かったのか……アイマス全体の歴史から見たら大したことないかもですが普通に長いな、うん。ファスライ終了数日後に右も左も分からないまま勢いだけでやってきた315プロに、終盤サボってたけど7年もいるとは思いませんでした。
Mマスに救われた人たちの話はよく聞くと思いますが、わたしもそのひとりでした。モバエムは特にどんな困難があっても悲しい気持ちにさせない、優しい物語に溢れた場所でした。職場の人間関係がとにかくしんどくてどうしようもない時期に、背中を押してくれたり隣にそっと寄り添ってくれるアイドルたちにどれだけ助けられたか。まあ劇中劇だけは登場人物ほぼ全滅とかびっくりするくらい容赦なくハードモードだったりしてたことも多々あったけどね!
モバエムで出会った縁もたくさんありました。度々担当上位イベントで脳筋で破天荒な走り方をしては悪目立ちしてた気がしてますが、おかげで「翔太のなんか色々強いPの人」みたいなイメージで覚えて貰えてたのでめちゃくちゃ人見知りなのにありがたいことに話しかけて貰ったり、「お会いしたかったです!」なんて友人経由で紹介して貰ったり。同人イベとかライブ会場で名乗ったら「お名前はよく知ってます!」ってよく言われてたのは本当に何だったんだろうな……。
これだけ長い間いたソシャゲだったので本当にたくさんの思い出があります。楽しいことだけじゃなくて、もちろんあんまり思い出したくないようなこともありました。もう辞めたろかって思うようなこともありました。実際最後の方はジャンル変えをしてしまっていたのもあったし、個人的に思うところがあったのでめちゃくちゃサボってたし。それでもなんだかんだで最後の瞬間まで315プロにいられました。色々あったけどやっぱりこの場所が好きだったんですよね。だから最後の寸劇で旅立たなければいけない話になってたのはちょっぴり寂しかったです。落とし所としてしょうがないとは思うけどね。
Pとしてのわたし自身の活動はモバエムの終焉と共に置いていくことは、終了の告知が発表された時に決めていました。サイスタが残りますが個人的に合わなかったのもあるし、315プロでやりたかったこと、成し遂げたかったことは全てやり切っていたので個人的にP業にピリオドを打つことに悔いはありません。
……いやまあ全然悔いがないかと言ったら嘘なんですけど。唯一の心残りはPとしてライブ現地で担当のソロ曲「BACK FLIP☆EMOTION」を聴くことでしたが、待てども暮らせども叶う気配がないんで諦めました。絶対新しい方(GREETING CHARM)先に歌いそう。なんか大人の事情なんすかねこれ。知らんけど。
話を元に戻して。
そんな訳で本当に悔いなくモバエムの終焉を見届けることが出来てるんですが、もしかしたら実感が湧いてないだけでもう少し時間が経ったら急に寂しくなったりするのかもしれない。でもこれだけは言える。ソシャゲとしてはもう会えないけど、2582日を一緒に歩んだアイドルたちはこれからもわたしの中で優しく生き続けていく。きっとまた、いつでも会えると。だから大丈夫。
……まあ……もしかしたら数年後ひょっこり戻って来るかもしんないですし……(他ジャンルで実績あり)
とりあえず今までの愉快で脳筋なイベント備忘録は残しておくんで、たまに懐かしんで見に来て頂ければ嬉しいです。もしかしたら今の沼の話とかを気まぐれに書いてるかもしれないけど。
ということでこれにて御手洗翔太担当みりんPとしての活動はおしまいになります。同僚や所属チーム「シロノワール会」のメンバーのみなさん、本当にお世話になりました!結局チームではリーダーとして最後まで全うすることになっちゃってびっくりです。ありがとうございました!そしてPとして出会った友人知人各位、これからも続くご縁の人たちもいるのでどうぞよろしく。
そして、わたしの世界一可愛くてカッコいいアイドルの御手洗翔太くんへ。
今まで本当にありがとう。プロデューサーさんは君の担当で心から幸せでした!
これからも君の一番のファンでいさせてください。
大好きだよ!またね!
とある翔太Pがメガフォンをしこたま貯めてマラソンイベントを爆走してみた
Mマスがサービス開始されてから早6年ちょっと、とうとう翔太P待望のイベントがやってきました。
その名も「Moonlit Night Encounter」!
とうとう翔太上位イベントでマラソン形式開催!いやー長かった!6年間で一度もやってないんだぜマラソン!なんでだよ!めっちゃ待ってたわよ!いっそもう永遠に来ないままサービス終了するんじゃないかと思ってた!よかった!
どれくらい待ち望んでたかって?この通りです。
兄弟たちの運命分かつ時、壮大なる貯蓄メガフォンを破壊する戦いが今、始まる--
という訳で、これは約3年分の所持めがひょんを全て使い切ったという、恐らく前代未聞の奇行に走った愉快な翔太Pの備忘録です。
前回同様参考になりそうな話はたぶんないです。ほぼ日記。そして長い。ひたすら4桁のめがひょんを割り続けるという奇行の9日間を楽しむものだと思っていただければ。
とりあえず言えることはひとつ、めがひょんの貯蓄はマジで大事。
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御手洗翔太という男の子の話
SideMを始めて3年が経過してた。えっもう3年なんだ。びっくりした。
既に新人Pでもない立場になってしまった訳ですけど、未だに訊かれると困ってしまうことがあります。
「翔太ってどんな子?」
わからん。いや本当にわからない。3年経ったけどわかんないあの子。
恐れ多くも翔太の担当Pを名乗ってはいるけど、彼のことは全然理解できてない。むしろこっちが教えてほしい。御手洗翔太ってどんな子に見えますか?でもきっと、その答えを聞いても上手くまとめられないと思う。
それだけ彼は複雑な性格の子だと、個人的には思っています。
これはそんな質問を受けたので、「御手洗翔太」という男の子のことを真剣に考えた、とある愛情が重すぎると定評の担当Pの目線でだらだらと語るだけの話です。
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Mマス「アウトドアミュージックフェス2018」を全力で駆け抜けた翔太Pの話
5月8日、18時。
見たくないような、早く見たいような、そんな複雑な気持ちを抱えてわたしはMマスを開いてランキング結果のページを祈るようにタップする。
ここまでの道のりは長かったのか、それとも短かったのか。意外とあっという間だった気がする。この9日間はとにかく無我夢中だったことは確かだ。
がむしゃらに走った先にあったのは、たったひとりにしか渡されない、担当と見られる最高の景色だった。
そんなこんなで、これはMマスで先日開催の「アウトドアミュージックフェス2018」(以下Mフェス)の備忘録的なアレです。前回(ステVD)と同様データとかはないです。脳筋なんで。あと日記みたいなものなんでめっちゃ長い。ライブイベントでランキング上位を走りたいけどどんな感じかな?という雰囲気はなんとなくわかるかもしれません。
正直に先に言おう。頂点を目指すのはめっちゃしんどかった。
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エムステVD2018を走ってみた備忘録的なアレ
恐れていたことは唐突に、そして思ってたよりも早くやって来ました。
「アイドルマスターSideM ライブオンステージ」(エムステ)にて、担当アイドルの上位報酬イベント開催決定。
その名も「Happy Valentine 2018」!!!
ツイッター開いたら「みりんさん生きて」とか「みりんさん大丈夫?」っていう呟きを見てしまい、エムステ見る前に何かを悟ってチベットスナギツネみたいな顔をしたあの日のことは忘れません。
ていうかお前さんクリスマスにガシャSRだったやんけ!?その後は年末にモバゲーで予想外のカウントダウンガシャ上位だったじゃん!?これが噂のクソローテだな!!!ていうか幕張から帰ってきてそう経ってねえんだぞ!!財布が瀕死だよ!!!!
まあ言いたいことは色々あるけど、もう腹を括るしかないんで早々に覚悟を決めました。おっけー走る。翔太Pとして意地を見せてやろうではないか。
そんなこんなで、これはエムステのとあるイベントをガチ走りした脳筋フィジカル馬鹿の翔太Pの一週間+αの備忘録的なものです。とにかくフィジカルなので、データとかそういうのはないです。雰囲気とか勢いはあるので、エムステのイベントをガチ走りしたらこんな感じなんだなあという参考にして頂ければ幸いです。
続きを読む
Pになって2年経ったので、唐突に沼に転がっていった2年前のわたしのMマスの思い出話をしよう。
どうも、どこに出しても全方位に恥ずかしいオタクです。
たまーにツイッターで「アイドルマスターSideM」(以下Mマス)にハマって大変なことになった話が流れて来て、みんな大変だなあ(そしてようこそ)って楽しく見てたんですが、そういえばわたしもまあまあ酷い急転直下だったなとその度に思い出して断片だけ話してたんですが、詳細は話してなかったしちょうどP歴が2年になるこのタイミングで思い出話をしてもいいかなあと思い、久方ぶりのブログを書いてます。
まあそんなに面白い話でもないですし、こういうハマり方をしたヤツもいるんだなあと適当に流し読みして頂ければ。なんとなく書き留めておこうと思っただけなんで割と支離滅裂ですし。あとくっそ長い。
初めにMマスと出会ったのは、確か2年前の春頃だったはずです。
当時某乙女ゲーム界隈にいて好きなメーカーさんの新作に相変わらず神だった……とか言ってる時期に、前作のファンで仲良くなった方にMマスPが数名いまして、その方々に「Mマスいいよーおいでー」と恒例のPによる熱心な布教を食らってました。
なんでかっていうと、その新作乙女ゲームに松岡禎丞さんが出てて、ノーマークでプレイしたらうっかりファンになった時だったんです。あっちこっちの知り合いからこれに松岡くん出てるよーこれもいいよーなんて爆撃を食らっていた中にMマスがあって、ああアイドルマスターの男性版ねーっていう軽い感じでスルーしてました。当時は。
スルー体制だったのは理由があって、なにかっていうと、このご時世にバリバリ現役のガラケーユーザーだったのでソシャゲ関係は自分とは関係ない世界っていう前提があったんです。まあ当時はMマスもガラケーで出来るという、ガラケーユーザーに非常に優しい時代だったんでその辺は速攻で論破されました。マジかよ。ただ、当時のガラケーはもう4年くらい使ってていつ壊れてもおかしくない代物だったんで、ソシャゲなんてやったら死ぬんでは?って思って「いや無理」って言ってました。
ちなみにそのガラケーですが、今現在も現役です。物持ちよかったこと忘れてたね!?そろそろ変えような!!
そんな感じで勧誘はされてましたが、たまたま友人がその松岡くんの担当する御手洗翔太くんの所属するユニット「Jupiter」のCDを持っていたので借りることに。
その時のわたしの様子がこちら。
借りたJupiterのCDをやっと聴いてるんだけど思ってたより翔太の声がショタだった。どっから声出してんだ松岡。
— みりん (@mirin_soraneko) 2015年6月26日
割と塩な感想にいかに当時のわたしが興味皆無だったのかお分りいただけただろうか。
いや曲はとてもよかったんだ。「Planet scape」なんてうわーいい曲だなあーってなってた。それだけだったんですよ。マジで。
ここで初めて翔太の声を聴いたんですけど、松岡くんのファンになった時のキャラが10代半ばくらいの少年の声だったのでもっと低かったからまあびっくりしまして、えっこんなショタ声出るんだ!?っていう衝撃しかなかったです。それでおしまい。
なんでこの時点でフラグへし折ってたのかというと、わたしの2次元での好みっていうのが「年上お兄ちゃんポジションの色々重くてめんどくさい男子」でして、その正反対のような翔太は「うん、ないな!」ってなってたんですね。
あとは元々少しだけ持っていたジュピターの情報が悪かった。アイマス2の時のあの例の事件はリアタイで知っていたんですが、すごい断片的なことだけだったので「うわーアイマス大変なことになってんなー」という感じだったのと、どうしても先行したあまり歓迎してない感じのキャライメージが残っちゃってたんです。翔太に関してだけ言うと「腹黒あざとショタ」というイメージしか持ってなかったので、今思えばまあそりゃMマススルーになるわなっていう。
そんな感じで最初にやってきたフラグは華麗にへし折りました。
とはいえ、ツイッターを開けばフォロワーにPがちらほらいるので断片的な話題は流れてくるという状態だったので、なんとなく心には留めておいてました。
とりあえず仮にスマホに乗り換えたとしても軽率にMマスだけは手を出さないようにしよう みりんおぼえた
— みりん (@mirin_soraneko) 2015年12月6日
とうとうおすすめユーザーにMマス公式が上がってきた
— みりん (@mirin_soraneko) 2015年12月9日
(MマスPになる予定は微塵もないけどJupiterの曲はわかる)
— みりん (@mirin_soraneko) 2015年12月9日
留めてはいるけどだが断る。
そんなPとの攻防をゆるく繰り広げ月日は流れ、2015年12月。
そうファーストライブのあったあの月です。
ライブに行くとかライブビューイングに連れて行かれるとかそういうフラグはなかったので、当日は例の乙女ゲーム界隈の友人たちと某有名喫茶店でシロノワールを食べる会をしていました。集合場所に駅にPらしき人たちが集合していて、ああそういえばライビュ会場近いんだよなあなんて非常に他人事で見ていたりなんかして。一応好きな松岡くんが出ているので若干気にはなっていたものの、さすがにただそれだけで行くのはどうかと思ったので、Pでもある友人(ライビュ参戦)に「松岡くんになんかあったら情報ください」と言っておいてツイッターを見つつシロノワールを食べていました。
ライブが終わったであろう時間にツイッターを開けばPたちの感想がちょこちょこ流れてきてて、松岡くん開幕号泣だったという話を見てでしょうね(この時点で翔太が初めて取った役で思い入れがあるという情報を入手している)っていうかはえーんだよ!とかツッコミしつつ、ジュピターのPたちが感激してめっちゃ泣いてる話を見て、「そうだよなあ……色々あったからなあ……」と改めて中の人の興味だけで行かなくてよかったと思ったりしました。だってこの人たちの長年の想いの詰まったものを、そんなにわかがふらっと立ち寄っていいものじゃない。当時はそう思ったものです。Pになった今なら「いやちょっとでも気になるなら気軽に来てくれよ!そしてハマってくれよ!」ってなりますけど。
そんな感じでまたフラグをさり気なく折りました。
………………そう思っていたんです。当時は。
運命の日は唐突にやって来るということを、何故わたしは前ジャンルで学んでないのだろう。
ファーストライブから6日後の2015年12月12日。
その日わたしは朝から某ゲーセンにいました。
Mマスバッジのためにナムコ金山にPがいると聞いて名古屋にもPいるんかな!って思ったら全く並んでないし誰もやってなくてワロタ結果がこちら pic.twitter.com/jNuLIqDpg6
— みりん (@mirin_soraneko) 2015年12月12日
何を言っているのかわからないと思うが、わたしもわからない。
はて なにゆえ私はMマスバッジを手にしているのか
— みりん (@mirin_soraneko) 2015年12月12日
お前何言ってるの?
事の次第を説明すると、当時やってた音ゲーをプレイしにゲーセンへ→そういえば今日からMマス缶バッジが出るって話があったっけここにもPいるんかな→おらんやんけ!!→あっ松岡くんのキャラだなんか誰もやってないの可哀想だしちょっとやってみっか→取れた(上記の話)
Pたちが用意したフラグはことごとく折ったのに、自らフラグを取りにいったぞこのバカ。
いや本当になんでこんなことしたんでしょうね未だによくわかりません。
兎にも角にも、なんかバッジ取っちゃったしこれも何かの縁なのかもなあなんて、これがきっかけでMマスを始めることを決めたわたし。あまりにも急展開。拒否ってたのはどこいった。
おっす、オラみりん。かっとなってMマスPになったんだぜ。
— みりん (@mirin_soraneko) 2015年12月12日
勧誘していたPたちが、何があったのかよくわからないけどようこそって言ってました。そうだねわたしもよくわかんない。
とはいえ、ゆるく始めたのですぐに飽きちゃうかもなーなんて超お気楽にガラケーをぽちぽち。もちろん担当も決めてません。
ただMマスを知った時にざっと見て、もしやるならこの子かもなーと思ってた子はいました。カエルのきぐるみのあの子、ピエールです。ショタコンではないけど、マスコット的なものが非常に大好きな人なので、きぐるみかわいい!と一目惚れみたいなものでした。カエルのままでいてくれてもいいとか思ってたこともあったけど、きぐるみなくても天使だった。ピエールかわいいよピエール。でもプレイしてると色々な子に目移りしてくるんですよね。水嶋咲ちゃんがそのひとりでした。えっ男の子とかマジで………可愛すぎるでしょ………?
そんな感じで担当どうしようーピエールも好きだけど咲ちゃんもいいなーなんて楽しく迷っていた新人Pのわたし。
なんかしらないけど速攻で翔太が来た
— みりん (@mirin_soraneko) 2015年12月12日
そして程なくしてやって来るN翔太。どうせ始めたばかりで手持ちはないし、来たアイドルを片っ端から育てて行くわたしの前に現れた彼をまあ松岡くんだし好みとは違ったけど育てようなーとデッキに気軽に投入しました。
一体誰がここが運命の分かれ道だったと予想出来ただろうか。
1時間後、咲ちゃん気になるならうちに新人P来るかなーなんて思っていたカフェパレPの友人(熱心に勧誘していたひとり)がTLを開くと、まさかの光景があったそうな。
みりんPはまつおかよしつぐもとい御手洗翔太を求めております(真顔)
— みりん (@mirin_soraneko) 2015年12月12日
「一体この1時間に何があったのか説明して欲しい」(カフェパレP)
「わかんないけど落ちた」(わたし)
TLを偶然見ていた別の友人(デレP)曰く、「観光気分で気軽に沼に近付いていったと思ったら、目を離した隙に姿が見えなくなったので慌てて沼を覗いたらもう沼の底に沈んでたししばらく上がって来ないなって思った」
こうして開始1時間で範疇外扱いをしていた御手洗翔太にすっ転ぶという展開に誰もついていけないTLが爆誕したのであった……………。
何故翔太に転んでしまったのかっていう話なんですけど、実は未だに自分でもよくわからないんです。ただ、育ててる間に「あれっこの子思ってたイメージと全然違うぞ?」ってなったのは覚えています。先行した961プロ時代の「あざとくて腹黒いショタ」というネガティヴなイメージが、Mマスで一気に払拭されたんです。素直にPに懐いてくるし、めちゃくちゃ甘えてくるけど腹黒いっていう感じではない。普通にいい子だしかわいいじゃんって思ったんです。いやあ固定観念よくない。そう思ったらもうあっという間でした。沼に落ちた時の記憶がない。ひとつだけ断片的な記憶で当時すごく刺さって残った翔太の言葉がこれ(当時のスクショがないので代用ですが)。
当時仕事で色々あって精神的にしんどい時だったので、もうすごい威力でした。ああこの子のプロデューサーさんになろう。突然踏んだ沼に落ちながらそう思ったことだけは記憶しています。
あとこの当時今は亡きガラケー版で遊んでいたんですが、ボイス未実装だったので実装されていたらまた違った展開になった気がします。翔太に出会う前に他の子にすっ転んでいたとか。まあこの後ガラケー版終了のお知らせに大慌てでiPadを購入して、CDで聞いたものの実質初めて状態で翔太のボイスを聞いて完全に死んだのはまた別の話。いやもうボイスついたら余計に無理………小悪魔最高かよ………松岡くんありがとう………好きです………。
そんなこんなであっという間に翔太Pになったわたし。以降ハイスピードで沼を悪化させていくことに。
昨日から元気に無課金MマスPに勤しんでます。翔太をきもちわるく育成し続けてます。咲ちゃんかわいい。
— みりん (@mirin_soraneko) 2015年12月13日
1日でここまで人は落ちるもの。
俺氏何故かMマスCDを買わずにJupiterの旧譜(961時代)を買う
— みりん (@mirin_soraneko) 2015年12月16日
キャラアニでMマスにいてんごむBOX予約したったぜ…(やり切った顔)(ダメ人間の顔ともいう)
— みりん (@mirin_soraneko) 2015年12月21日
展開があまりにも早すぎるから一旦落ち着いてほしい。まだ2週間やぞ。
ところでMマス沼にすごい勢いでズブズブしてると友人から先程ツッコミが入りましたが、みなさんお忘れではないでしょうか?
— みりん (@mirin_soraneko) 2015年12月21日
この沼、3月から唐突に始まったまつおかよしつぐ沼の延長ですよ
この沼がやばい2015確定の瞬間。
ちなみにこの後年始早々から執事イベが始まって、無課金の誓いは1ヶ月経たずに盛大に破る結果になりました。何もかもがはえーんだよと周囲に突っ込まれました。せやな。
そんなこんなで今に至ります。今や翔太には金に糸目をつけないと評判のパッション課金兵です。担当のオフショってこわいね!総額いくらだったっけ!?(目逸らし)(爆死ではないから笑っていられる話)
こうして改めて振り返ると、人から貰ったフラグ折っておいて自ら改めて回収しに行くとかいう謎のパターンですね。何故折ったままにしなかったのかわたしは。
それでもMマスにハマってまた新たな交友関係が広がったし、友人をこっち側に誘ってお互いに担当をきゃっきゃしてたりして、なんか人生割とたのしいので結果オーライな気がしています。通帳の残高は間違いなくやべーけどな!アニメ化で更に拍車かかっててマジでやべーぞ!
そんなこんなでP歴が本日2年です。長かったような短かったような。ありがとうそしてこれからもよろしくお願いします翔太さん。幕張に一緒に行こうな!